離婚を決意するまでのこと(4)
沙々は、元夫が風俗へ通っている、ということを義理の両親に言いました。
そうしたら、申し訳ないと謝りつつも・・・
「でもね、沙々ちゃん、誰だって、そういうことを乗り越えて
夫婦でいるんだから。。。沙々ちゃんだけじゃないのよ!頑張りなさい!」
ちょっと信じられませんでした。
私は、これが夫婦というものなら、こんな関係いらない!そう思いました。
離婚をはっきり決意したのはこのときです。
もちろん、元夫の両親も信頼なんてしていません、このときから。
その後も、子供を産みましたが、元夫とは、どうしても信頼関係を
取り戻すことは出来ませんでした。
元夫が、その後も風俗に通っていたからです。
当然、義理の両親との信頼関係も取り戻せませんでした。
その後も紆余曲折あり、2年近くの別居の末、離婚しました。
もう、よりを戻す気はいっさいありません。
見る人によれば、こんなこと、大したことないよ、
なんでそんなことで離婚なんて・・・そう思うかもしれませんね。
でも、元夫と夫婦でいた期間、おおよそ奴隷のように扱われ、
信頼関係はもろくも崩れ、その後も風俗通いは止まらず・・・
数年の間に徐々に刻まれた心の傷はざっくりと深く、
おそらく、一生消えないでしょう。
離婚後、元夫の郷里を離れ、子供と暮らしていますが
実に心穏やかに過ごしています。
養育費も慰謝料もありませんので、生活は裕福とは言えません。
ですが、心が平穏を取り戻し、非常に前向きに過ごせています。
離婚してもしなくても、どんな方法でもいい、
風俗に通う夫を受け入れても受け入れなくてもいい、
1日も早く、貴女の心に平穏が訪れることを願っています。