エイズの検査・治療・社会意識について

エイズの検査・治療・社会意識について

今回は、エイズの検査・治療・社会意識についてWikiより
引用したいと思います。

 

難しい言葉が出てきますが、だいたいこんな感じであると
捉えることが出来るだけでも、いいかと思います。

 

次回より、少しずつ具体的に、より身近な感じで
エイズに関する情報をお届けできればと思います。

 

エイズの検査・治療・社会意識について:
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検査

 

日本での検査方法は、日本エイズ学会による「HIV-1/2 感染症の診断ガイドライン」が広く用いられている。

 

 

種類

 

* 血清抗体検査
o PA法(粒子凝集法)
o ELISA法(酵素抗体法)
o CLEIA法(化学発光酵素免疫法)
o IC法(免疫クロマトグラフィー法)
o IFA法(間接蛍光抗体法)
o Western Blot法
* 血清抗原検査
o 抗原抗体法(HIV-1 p24抗原検査)
* 核酸増幅検査
o HIV-1 PCR法(リアルタイムPCR法:RT-PCR法)
o HIV-1 proviral DNA法
o NAT(Nucleic acid Amplification Test)

 

 

 

検査機関

 

検査は移住地に関係なく全国の保健所で匿名・無料で受ける事が出来る(HIV検査・相談マップ参照)。都市部の保健所では、夜間や休日にも検査を行っている所があり、仕事や学業に影響を与えず検査できる体制を整えつつある。結果はおよそ一週間ほどで判明するが、近年は30分以内で判明する即日検査も普及し始めている。通常は抗体スクリーニング検査が行なわれるが、より感度が高くウインドウ期間の短い NAT検査(詳細は後述)を実施している保健所や医療機関もある。
方法

 

血液を採取して以下の検査が行なわれる。

 

* スクリーニング(通常の抗体検査)

 

一般にスクリーニング用検査キットとして様々なものが市販されているが、ELISA法またはPA法によるHIV-1抗体・HIV-2抗体・HIV-1 p24抗原が同時測定が可能な第4世代キットが広く用いられるようになってきている。

 

検査時期としては、「感染の機会があってから3ヶ月(検査機関により異なる)以上経過した後」での検査が推奨される。これはHIVの感染初期においては抗体が十分に作られず、血液検査では検出できない期間があるためであり、この期間は「ウインドウ期間(ウインドウピリオド・空白期間)」と呼ばれている。ウインドウ期間には個人差があり、スクリーニングでの検出が可能なほど血中の抗体が十分に増加するまでに通常1?3ヶ月かかるとされている。この間に検査を行った場合、HIVに感染していても陰性(感染なし)と判断されてしまうため、ウインドウ期間が最大の場合を考慮し3ヶ月以上としている。

 

* NAT検査(核酸増幅試験)

 

ウイルスの遺伝子である核酸を検知できるほどに複製する方法で、通常のスクリーニング検査と比較してウインドウ期間の短縮が可能である。一部の検査期間では抗体検査と同時に実施されており、「感染の機会があってから2ヶ月以上経過した後」で信頼できる結果が得られる。後述する献血においても実施されている。

 

* 確定診断

 

上記検査にて陽性となった場合、「Western Blot法によるHIV-1抗体・HIV-2抗体検査」と「HIV-1 PCR法検査」を施行し診断していく。一般的なスクリーニング検査では約0.3%、即日検査では約1%の確率で、HIVに感染していないにも関わらず陽性結果となる偽陽性が発生するため、確定診断は重要である。

 

* 感染後経過

 

HIV-1 PCR法によるウイルス量測定と、フローサイトメトリー法によるCD4陽性細胞数検査が行われる。CD4数は現在の病態を反映する数値である。正常ならば800?1200個/μlであるが、HIVに感染すると徐々に低下していく。500個/μl程度では帯状疱疹、結核、カポジ肉腫、非ホジキンリンパ腫、200個/μl程度ではカリニ肺炎、トキソプラズマ脳症、100個/μlではクリプトコッカス髄膜炎、50個/μlではサイトメガロウイルス、非定型抗酸菌症を起こしやすいとされている。

 

献血における検査

 

献血で採取された血液からHIVやその他のウイルスの感染の有無を調べるため、日本赤十字社による献血では現在、抗体検査やNAT検査が行われている。

 

* 検査目的の献血について

 

献血においては安全性の面から上述の検査を行っているが、HIVの感染においては陽性であってもその結果は献血者本人に知らせることはない。一部で囁かれている言説に『「陽性であっても、その結果は献血者本人に知らせることはない」と公表しているが、実際のところ告知を行っているかどうかは不明(場合によっては告知する場合がある)である』などというものがあるが、これは全くの誤りで悪質なデマである。結果を告知しないというのは、感染リスクのある人間が検査目的で献血することを防ぐためである。一方で、通知しないことにより感染者が再び献血をしてしまう懸念もある。ウイルスが検出できないウインドウ期間があり、この期間に献血をしてしまうと、汚染血液が検査をすり抜けて輸血患者にウイルスを感染させてしまう。そのため、決して検査目的で献血を行ってはならない。

 

* 献血で行なわれる検査の詳細

 

NAT検査では、感染初期の体内でウイルスが増加するウイルス血症に陥ってから(感染直後?1ヶ月ほどと個人差がある)、平均11日(?22日)以降に検出可能であり、通常の抗体検査ではNAT検査より時間がかかり平均22日以降(感染後4日?41日の間に抗体の陽性化が起きるケースは95%である)で検出が可能となる。NATで検出が出来ない期間を「NATウインドウ期間」、抗体による検査で検出ができない期間を「血清学的ウインドウ期間」という。そのため、ウイルス血症の発生時期やウインドウ期間に個人差があることなども考慮して感染が疑われる機会があった場合は、それから最低でも2か月以上経過した後に保健所などで抗体検査を行ってから献血を行うことが望まれる。

 

現在、NATは試薬が大変高価で検査費用が高いこと、完全自動化されておらず一度に大量の検査ができないため、20検体を1つにプールしてNAT を実施し(ミニプールNATと呼ばれている)、あるプール検体が陽性となった場合はプールされている20検体に対し、個別に再検査を実施し(個別NATと呼ばれている)、陽性の検体を特定して、その検体に対応する血液のみを輸血に使用しないという方法をとっている。

 

 

 

治療

 

現在、抗HIV薬は様々なものが開発され、著しい発展を遂げてきている。基本的に多剤併用療法(Highly Active Anti-Retroviral Therapy:HAART療法)にて治療は行われる。ただ完治・治癒に至ることは現在でも困難であるため、抗ウイルス薬治療は開始すれば一生継続する必要がある。

 

(中略)

 

免疫機能障害ということで都道府県に申請することにより身体障害者手帳が交付される。

 

免疫不全の患者は、感染量に比べると炎症は実は軽度であり、日和見感染症治療中に、HAART療法を開始すると免疫が賦活化することによって、日和見感染症が悪化することがある。これが「免疫再構築症候群(IRIS アイリス)」言い、そのようなことから、HAART療法は日和見感染症治療後に、開始することとなっている。

 

HAART療法は、安定期まで持っていければ、ほとんどAIDSで死亡することはなくなった。ガイドラインで用いられているデータも、10年生存率まで記載されており、おそらく平均余命まで行くであろうというのが、大方の予想である(HIVの発見が1981年ということを考えると、ここまでデータがあれば十分である)。

 

現在のHIV療法である多剤併用療法は、決して根治的な療法ではなく、血中のウイルス量が検出限界以下となっても、依然としてリンパ節や、中枢神経系などにウイルスが駆逐されずに残存(Latent Reservoir)していることが知られており、服薬を中止すると直ちにウイルスのリバウンドが起こってくる等の問題がある。基本的にHAART療法は、一生継続しなければならない。

 

有名な副作用としては、開始直後から出現し徐々に軽快する胃腸障害や精神障害、開始後1〜3週で一過性に生じる皮疹、開始後1カ月以上経過してから生じ、持続する高脂血症、リポアトロフィー(脂肪分布の変化)、糖代謝異常(高脂血症と併せて年間30%リスクで虚血性心疾患のリスクが高まる、かつ、 PIとNNRTIはスタチン系と併用禁忌)、末梢神経障害、まれだが重篤な乳酸アシドーシス(NRTIにてミトコンドリアDNA合成を阻害するため)などが知られている。

 

 

社会意識とエイズ

 

エイズに関する意識調査は、医学、歯学、社会学などさまざまな分野の研究者により行われており、エイズに対する社会意識の現状を報告している。研究報告の中には、依然としてエイズに対する恐怖感的・差別感的意識を持つ割合が多いとの報告や、社会的認知度の増加、正しい知識を持つなどの肯定的意見の報告などさまざまな内容である。今後、更なる社会意識を把握することにより、身体的・精神的・社会的にエイズを撲滅できる施策を講ずることが望まれている。以下に主な意識調査報告を挙げる。

 

* 企業従業員
o 橋本浩一、茂田士郎「AIDSに関する県内一企業における従業員の意識調査」福島医学雑誌第46巻1号,p.47-55,1996.
o 黒田真理子「新入社員のエイズに対する意識調査と健康教育の必要性について」環境感染(日本環境感染学会)第11巻2号,p.147-155,1996.
o 池田京子、松崎加寿子「新入社員のエイズに対する意識調査について」日本エイズ学会誌第3巻4号,p.344,2001.
* 看護師
o 森下利子、水谷成子、富田泰子「三重県の看護者におけるエイズに関する意識調査」日本公衆衛生雑誌(日本公衆衛生学会)第40巻4号,p.323-329,1993.
o 鶴田明美、渡部節子、臼井雅美「看護師のエイズに対する知識と偏見的態度との関連」日本看護科学学会学術集会講演集23号,p.561,2003.
o 大村梨奈、倉田理恵、佐藤久美子、平山真純、布施由香梨、池田すみ子「HIVに対する看護師の意識」東京医科大学病院看護研究集録第25回,p.95-99,2005.
o 杉田美佳、金沢小百合、白石彩子、小野瀬友子、西岡みどり「「HIV患者のケアに対する看護師の不安」に関連する因子の検討 HIV患者入院数調査および看護師意識調査」日本エイズ学会誌第7巻4号,p.335.2005.
* 歯科医療従事者
o 中野恵美子、千綿かおる「HIV感染症とHIB・HCV感染症に関する歯科医療従事者の意識調査」日本歯科衛生士会学術雑誌第32巻1号,p.44-45,2003.
o 中野雅昭、鈴木治仁、花岡新八、澤悦夫、明正孝、贄川勝吉、篠塚恵造、蛯名勝之、小林成文、松本宏之「HIV/AIDS感染者・患者の歯科治療に関わるスタッフの意識調査」障害者歯科(日本障害者歯科学会)第26巻3号,p.377,2005.
o 甲元文子、砂川元、新垣敬一、仲宗根敏幸、上田剛生、比嘉努、牧志祥子、山口ゆかり「沖縄県におけるHIV/AIDS患者の歯科治療に対する歯科医師の意識調査」琉球医学会誌第24巻2号,p.79-85,2005.
* 医療系職員
o 神田浩路、ChowdhuryA.B.M.A.、EskandariehSharareh、宇佐美香織、廣岡憲造、増地あゆみ、五十嵐学、玉城英彦「札幌市における若者の性感染症に対する意識調査」日本エイズ学会誌第7巻4号,p.354,2005.
* 大学生
o 薩田清明、坂入和彦、井上節子「大学生におけるエイズ意識について」公衆衛生第61巻1号,p.44-49,1997.
o 與古田孝夫、宇良俊二、石津宏「AIDS・HIV感染に対する大学生の意識」日本性科学会雑誌第16巻2号,p.124-125,1998.
o 渡部節子、臼井雅美「大学生のエイズに対する知識と偏見的態度との関連」日本看護研究学会雑誌第28巻3号,p.202,2005.
* 大学生保護者
o 武富弥栄子、尾崎岩太、井上悦子、濱野香苗、佐野雅之「大学生保護者のHIV/STDに関する意識調査の結果」日本エイズ学会誌第3巻4号,p.343,2001.
* 医学部生
o 武富弥栄子、尾崎岩太、武市昌士、竹熊麻子、濱野香苗、井上悦子、佐野雅之、只野壽太郎「医学系学生のHIV感染症及びその診療に関する意識とその問題点」日本エイズ学会誌第2巻2号,p.103-110,2000.
* 歯学部生
o 廣瀬晃子、小澤亨司、石津恵津子、磯崎篤則、可児徳子「歯学部学生のエイズ意識に関する追跡調査」岐阜歯科学会雑誌第29巻3号,p.164-172,2003.
o 鈴木基之、長谷川紘司「歯学部学生のHIV/AIDSに対する意識調査」日本歯科医学教育学会雑誌第19巻2号,p.304-307,2004.
o 佐藤法仁、渡辺朱理、苔口進、福井一博「感染防止と歯科医療受診行動II〜歯科学生、歯科衛生士学生、非医療系大学生におけるHIV/AIDSに対する意識調査〜」医学と生物学((財)緒方医学化学研究所医学生物学速報会)第150巻第6号,p.216-228,2006.
* 看護学生
o 岡田耕輔、小寺良成、安田誠史「看護学生の持つHIV/AIDSに関する知識と意識・態度との関連」日本公衆衛生雑誌第41巻6号,p.538-548,1994.
* 歯科衛生士学生
o 石津恵津子、小澤亨司、廣瀬晃子、可児徳子「歯科衛生士学校生のHIV/AIDSに対する意識の解析」民族衛生(日本民族衛生学会)第66巻5号,p.190-201,2000.
o 廣瀬晃子、石津恵津子、小澤亨司、可児徳子「歯科衛生士専門学校生のエイズに関する意識調査 3年間の断面観察」日本歯科医療管理学会雑誌第36巻4号,p.294-303,2002.
* 高校生
o 久保田美雪、渡邊典子、小柳恭子「新潟県における高校生のエイズに関する調査」新潟青陵大学紀要第3号,p.183-191,2003.
* 中学生
o SharrzadMortazavi、木原雅子、本間隆之、山崎浩司、日高庸晴、SamanZamani、木原正博「西日本C市の中学生に対するHIV/STD関連知識,性意識に関する横断研究」日本エイズ学会誌第6巻4号,p.500,2004.
* 高校教師(理科教師)
o 斎藤光市、武田敏、飯野義博「思春期エイズ教育に関する理科教師の意識調査と指導法の検討」思春期学第7巻2号,p.185-192,1989.
* 地域住民
o 喜多博子、永野良子、天野晴美「兵庫県下、T市を中心とした住民の年齢区分別エイズ意識調査」公衆衛生研究第44巻4号,p.511-517,1995.
* 日本国外での調査
o 劒陽子「ミャンマーにおける一般市民を対象としたHIV/AIDSに関する意識・知識調査」国際保健医療(日本国際保健医療学会)第19巻増刊,p.201,2004.
o 道信良子「タイ北部の女性工場労働者のHIV感染予防の意識と実践」日本エイズ学会誌第6巻4号,p.476,2004.11
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(以上、ウィキペディアより引用致しました)

 

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