尖圭コンジローム(尖圭コンジローマ)の症状と検査について
尖圭コンジローム(尖圭コンジローマ)という性病(性感染症)を
ご存知でしょうか?
ちょっとインパクトのある病名なので、1度聞いたら
忘れそうにありませんが、尖圭コンジローム(尖圭コンジローマ)って
意外に知られていないことの方が多いようです。
そこで、まずはまとまった知識を得るために
尖圭コンジローム(尖圭コンジローマ)について、WIKIから引用してきました。
今回は、尖圭コンジローム(尖圭コンジローマ)の症状と検査について。
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尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマ(せんけいコンジローマ、ラテン語: condylomata acuminata)あるいは尖圭コンジロームとは、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によって発症する性行為感染症。
陰茎・亀頭・陰嚢・肛門・小陰唇・大陰唇・膣内・会陰部・大腿・まれに口唇・口腔内に、乳頭状・鶏冠状の疣贅(ゆうぜい)、俗に言う「イボ」を形成する。良性の病変で悪性化はない。
病因
HPVは100種類以上のウイルス型があるDNAウイルスで、その内、尖圭コンジローマの主な原因ウイルスとなるのは、主にHPV6型と11型である。
臨床像
一般に1~2ヶ月の潜伏期間を経て、陰部に先の尖った「イボ」を形成してくる。自覚症状はなく、痛みも痒みもない。しかし最初のイボを形成してから短期間で次々と新しいイボを形成し増殖していく。また治療しても他の部位への接触転移が多く再発を繰り返すことが多い。感染経路は、まれにサウナや公衆浴場などからも感染することもある。
しかし、感染しても無症状のまま、約1年ほどで自己の免疫力によって自然治癒する場合がある。すなはち必ずしもイボとして出現しない場合もあり、それがまた感染を容易に拡散させる原因でもある。潜伏期間は1ヶ月から8ヶ月の長期に渡ることがあり、感染源を特定できないこともしばしばある。
鑑別
よく、亀頭周辺にイボができ、尖圭コンジローマかと悩む男性が多く居るが、その殆どはフォアダイスや真珠様陰茎小丘疹と呼ばれるものであり、病気ではない。 フォアダイスとは黄色く、大体1mm未満で大きさの比較的一定のイボが竿から亀頭のくびれまでに発症するもので、脂線の独立したものである。言ってしまえば、毛穴の出来損ないであり、成人男性の65%に見られるまったくウイルスとは関係のない生理現象である。 また、真珠様陰茎小丘疹とは、陰茎の環状溝に沿って揃った大きさのブツブツが並んでいる状態であり、これも全く無害の生理現象で、成人男性の20%に見られる。 性交経験が無いのにぶつぶつが出来た、と言う場合、99%がこのフォアダイスか真珠様陰茎小丘疹である。
因みに全く害は無く自然で生理的な症状だが、外観が気になるのなら治療できる。ただし病気ではないので保険が利かず、平均3~10万円の治療費がかかる。
ただ、一見フォアダイス、真珠様陰茎小丘疹でも、専門家の目の方が確かなため、一応病院には行った方がいい。
また、一部の婦人科医は、病変では全くない、いわゆる「名器」の膣内壁のイボイボ、ブツブツを尖圭コンジローマと誤診することがある。
検査
検査は男性と女性では方法が異なる。一般に尖圭コンジローマは表皮や粘膜上皮の感染であるため、体内組織に移行することはなく、血液検査等はない。
女性
婦人科で自費でおこなわれるHPV検査がある。膣内に綿棒を挿入・擦過し膣分泌液を検査する。検査法は、low riskグループとhigh riskグループにわけられる。尖圭コンジローマの検査は、low riskグループに入る。 ちなみに、high riskグループは子宮頚癌の原因ウイルスである。
男性
男性の場合も検査可能。通常、視診でイボを確認する場合が多いが、それ以外にも、棒状の検査器具を患部にこすり、組織を採取する方法で感染の有無を検査する。
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(以上、ウィキペディアから引用致しました)