C型肝炎の症状・感染経路・検査について
C型肝炎が性行為で感染することは稀だといわれます。
ですが、B型肝炎ほどではなくても性行為によって確かに感染します。
そこで、ここではC型肝炎の症状・感染経路・検査について
wiki(ウィキペディア)から引用してきました。
「病態」のところが症状になります。
よろしかったら、読んでみて下さいね。
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C型肝炎
C型肝炎(Cがたかんえん, 英Hepatitis C)とは、C型肝炎ウイルス (HCV) に感染することで発症するウイルス性肝炎の一つ。
ウイルス
詳細は「C型肝炎ウイルス」を参照
疫学
現在の日本のHCV感染者数は約200万、世界では1億7千万(世界人口の3%近く)がキャリアであると見られている。
日本ではインターフェロン治療が効きにくい1b型が70〜85%を占め、以降2a型が10〜15%、2b型が約5%で、他はまれである。ただし、血友病患者では1a型が多い。これは血友病患者がC型肝炎に罹患する原因となった血液製剤の輸入元であるアメリカでは1a型が最も多いことに由来する。
感染経路
HCVは血液が主な感染経路で、かつては輸血による感染が多かったが、現在においては先進国では検査体制が確立したためほとんど見られない。現在は針刺し事故や刺青、覚醒剤注射の回し打ちなどが主である。 性行為や母子感染率は少ない。
病態
初期感染
一般に自覚症状が乏しい場合もあるが、発熱・全身倦怠感・食欲不振・悪心・嘔吐が出現し、血液検査にて肝障害(AST・ALT高値)、黄疸(T-Bil高値)を認めるといった急性肝炎症状を呈する場合が多い。多くは症状が強いほど自己の免疫応答によってC型肝炎ウイルスの排除が行われるが、70%程度は感染が遷延化し持続感染へと移行する。なお、B型肝炎やA型肝炎に比較して劇症肝炎を呈する例は稀である。
持続感染
初期感染後に、血液検査にてALTが正常化しHCV-RNAも陰性となってC型肝炎ウイルスが排除され治癒する場合もあるが、70%程度はC型肝炎ウイルスが排除されず、血液検査にてHCV-RNA陽性状態が続き、持続感染状態となる。
慢性肝炎
血液検査にて、HCV-RNA陽性でALTが正常な場合は無症候性キャリアであるが、多くの場合はALT高値持続し慢性肝炎状態となる。ALT高値が持続する慢性肝炎の状態を5~10年以上経過することで、その後肝硬変への移行・肝細胞癌発症となってくる。 慢性肝炎持続の場合、約60%が肝硬変へと進展し、肝硬変後は年間7〜8%が肝細胞癌を発症する。肝硬変に至る前は肝細胞癌への発症率は低い。
肝硬変
詳細は「肝硬変」を参照
肝細胞癌
詳細は「肝細胞癌」を参照
検査
問診
基本的に血液感染によって成立するため、輸血、注射、手術、針刺し事故、覚醒剤注射などの感染の原因となりうることがあったかどうかを確認が大切である。
血液検査 [編集]
* ウイルス検査
o HCV抗体:多くの医療機関・検診等にてスクリーニングで施行。感染初期には陰性を呈する場合も多い。
o HCV-RNA:C型肝炎ウイルスのRNA量を多くはPCR【現在最下限界値計測はTaqman-PCR法である】で測定する。HCV抗体陽性でも、HCV-RNA陰性の場合は既感染・治癒症例と診断する。抗ウイルス治療の効果判定にも用いられる。
o HCV-RNA genotype/serotype:HCV-RNAの型によってインターフェロン療法の治療効果推測に用いられる。
* 肝障害
o ALT・AST
* 肝線維化
o IV型コラーゲン・ヒアルロン酸など
* 肝機能
o 血小板(Plt)、プロトロンビン時間(PT)、アルブミン (Alb)、コリンエステラーゼ (ChE) など
* 肝細胞癌の腫瘍マーカー
o AFP、AFP-L3、PIVKA-II、
画像検査
以下の画像検査によって、慢性肝炎~肝硬変・肝細胞癌の発生を評価していく。
* 腹部超音波検査
* CT
* MRIなど
病理組織検査
* 肝生検により肝臓の傷害について、リンパ球浸潤や線維化などの組織学的評価ができる。
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(以上、ウィキペディアより引用しました)